「V2H」とは?
「Vehicle to Home」 の略
EV/PHVへの充電機能と放電機能を備え、蓄えた電気を建物内でも使用するためのシステムです。
EV/PHVとV2Hの導入により、EVを蓄電池の代わりに使用することができます。
つまりEV/PHVはただ走るだけの自動車ではなく、「走る蓄電池」としての機能を果たしてくれます。
5つのメリット
- 太陽光で発電した電気は建物で自家消費する。余った電気はEV/PHVへ充電することができる。
- EV/PHVに貯めた電気は、日中の電気代が高い時間帯に使ったり、夜間電力などの安い時間帯の電気を蓄えることで電気代の削減にも役立てることができる。
- 非常時には、EV/PHVに貯めた電気を建物内で使うことで蓄電池として活用することができる。
ラインナップはこちら
※2 当社にて動作確認済みの太陽光パワーコンディショナーに限ります。
※3 事前確認書と設置完了報告書のご提出が必要です。いずれかの提出がない場合は1年保証です。
※4 ECHONET Lite Release J対応。
※5 塩害・重塩害地域の区分は当社ホームページでご確認ください。沖縄・離島に設置される際は、プレミアムモデル(沖縄・離島向け)をご指定ください。
※6 EVに蓄えた電力を売電することはできません。
蓄電池とは?
蓄電池は電気の貯金箱です。
太陽光発電で発電した電気や電力会社から購入した電気を蓄えることができ、非常時などにも電気を繰り返し使用することができる電池のことです。
日中使用する電気は太陽光発電で発電した電気を使い、余った分を蓄電池に蓄え、夜間や翌日使用することで電気の自給自足を目指すことができます。
蓄電池の4つのメリット
タイプ別蓄電池システム
■単機能型蓄電システム
蓄電システム用のパワーコンディショナー内臓だから、すでに設置済みの太陽光発電システムに後付することができる。※
■ハイブリッド型蓄電システム
蓄電システムと太陽光発電システムのパワーコンディショナーが一体となっているので、発電した電気を効率よく蓄電することができます。※
■トライブリッド型蓄電システム
電気自動車への充電が可能なV2Hもコントロールできるタイプ。停電時には電気自動車から家庭への給電することもできます。※
※ニチコン製蓄電システムの場合
- 全負荷タイプ
- 全負荷タイプは万が一の停電時でも家全体に電気を供給することができるため、蓄電池設置時に仕様する場所を選定する必要がありません。
また全負荷タイプには200V機器にも対応している場合が多いです。
- 特定負荷タイプ
- 特定負荷タイプは蓄電池設置時にあらかじめ停電時に電気を供給する先を指定する必要があります。
そのため決められた場所にしか電気を供給することができません。
また全負荷タイプには200V機器(大型エアコン、IHクッキングヒーターなど)には対応していない場合が多いです。
あなたにぴったりの蓄電システムは?
太陽光発電システム、V2H、蓄電池を組み合わせることで停電時でも安心
ニチコンの蓄電システムは、国内外の幅広い太陽光発電システムと連携できます。
ニチコン製V2Hシステムや他社製のエコキュートやエネファームとの併設も可能です。
※実際の接続や接続する機器の保証などに関しては販売店へご確認ください。
導入事例
介護施設
導入の背景/目的
- 1.災害時における介護施設
- 東日本大震災で犠牲となったのは多くが高齢者。亡くなられた方のうち、65歳以上の割合は全体の56.5%だった。
災害発生時でもいつもと変わることなく、介護施設職員が持っておくべき判断基準は?
「ご入居者と職員の安心・安全を守る」
災害発生を想定し事前の準備をすること!
- 2.災害時における介護施設の対策
- 令和3年度の介護報酬改定に向けた議論が進められている。
基本的方針に「感染症や災害への対応力強化」
介護施設は社会の維持に必要な介護サービスを継続できるようBCP対策、防災対策をしっかり定めておくことが重要。
災害時における対策
- 停電対策・・・医療用機器、照明、エレベーター、ラジオなど
- 断水対策・・・飲料、お風呂、トイレなど
- 通信停止対策・・・携帯電話、スマートフォン
- 移動手段の確保・・・自動車の確保、タクシー手配等
非常用電源の確保!
- 導入システム概要
- 蓄電池:ESS-U4X1 16.6kWh(ニチコン)
V2H:EVパワー・ステーションプレミアムモデルVCG-666CN7(ニチコン)
EV:リーフe+ 62kW(日産)
EV&蓄電池の非常用電力効果
- ■EV放電能力
- リーフe+ 蓄電容量62kWh(実効容量56kWh)・・・①
- ■蓄電池放電能力
- ニチコンUSS-U4X1 蓄電容量16.6kWh(実効容量14.4kWh)・・・②
実際に放電できる最大能力は
①+②=70.4kWh
導入施設の1日の使用電力量は、50kWh
災害時の使用電力量が半分になると想定すると・・・
70.4kWh ÷ 25kWh = 約3日分!
お客様の声
- BCP対策の義務化により、現在計画等の策定を進めているが具体的な内容までは網羅できていませんでした。
- 利用者様や従業員の安全を守るためには、どうしたらいいかと頭を悩ませていたところで提案をもらいました。
- 今回いただいたプランは、普段から車を使用する機会が多いうちのような事業所にはぴったりな内容だと考え、導入に至りました。また燃料費の削減と既に設置してある太陽光をより有効活用することができることも導入の決め手の一つです。
- 災害が起きないことに越したことはありませんが、いつ起きても慌てず関係者の皆様に安心していただけることが一番のメリットだと考えています。
蓄電池、V2Hシステムについてのお問い合わせは、TEL、メールで
TEL 0836-81-1115 CONTACT US Mail